アイドルになれないなら死にたい

東京ドブ川ストーリー

ネイルをしよう

ドン小西が今年の流行色だと言っていたボルドーを爪に取り入れようとして、マニュキュア塗ったら、
友人からは黒光りするうんこと言われた。
私という希少な存在に対してまったく気を使うことなく、こんな思ったことをこと言ってくれる友人は大切にしよう、そう思ったのみであった。

それまでの私はネイルサロンに対してこじらせたイメージしかなく、
ギャルか六本木や赤坂、丸の内や渋谷などで働いているTHE OL(ジッオーエルゥ)の人しかネイルを塗ってはいけないのではないか、くらいに思っていた。

きらきら、きゃっきゃ、うふふしているような人しかネイルサロンにいないと思ってた。

しかし百聞は一見にしかず、経験は知識に勝る。知識は剣にも勝るをmottoにしている私だ。

私は私の中で決めていることがあって、こうだと決めつける前にまず経験しようといものだ。
私は「え?レゲエ?そんなもん聞かないよ」ということではなく「レゲエ聞いてみたけどやっぱり合わなかった」と言える人間になりたいのだ。

ネイルサロンに対しても、ディスル前にまずは経験。
ちょうど友人の結婚式ということもあり、ネイルサロンに行ってみた。

さすがに、池袋新宿渋谷あたりで行くのは怖かったので、最寄り駅の
ワンカラーワンポイントで3990円オフなし、のネイルサロンを予約した。

私は見栄っ張りな女である。
百貨店にスニーカー、Tシャツでいけない女である。
地元駅にもかかわらず、ちょっとおしゃれをしていった。


そして終わって、ピンク色に色づく自分のネイルを見て
私はうっとりした。


そしてネイル予約の日にのみに誘ってくれた敬愛する上司にもほめられた。


よーし!これでお仕事も恋愛も頑張るぞ!と
自分の爪を見ることで気合を入れることができた、だって手元みたらめちゃめちゃかわいいんだもん。鏡見たらげんなりするけど手元みたらきゃっきゃうふふできらきらかわいいんだもん。


どこから見ても黒光りするうんこなんかではない。