アイドルになれないなら死にたい

東京ドブ川ストーリー

恋とUFOーVOL6.乙女失格

恥の多い生涯を送ってきました。私には今、恋する女の生活というものが、見当つかないのです。祖母、母、叔母、姉と女系家族に生まれましたので、学生時代は男性と話すことすら、まともに目を合わせることすら、できませんでした。 とはいえ保育園時代に初恋…

ネイルをしよう

ドン小西が今年の流行色だと言っていたボルドーを爪に取り入れようとして、マニュキュア塗ったら、友人からは黒光りするうんこと言われた。私という希少な存在に対してまったく気を使うことなく、こんな思ったことをこと言ってくれる友人は大切にしよう、そ…

絵を飾ろう

かねてよりずっと思っていた。結婚したら玄関に素敵な絵を飾りたいなって。それは決して夢、絵空事なのではなくToDoだった。必ずいつかやらなければいけないことであった。 大学のゼミの教授からも言われた気がするが、絵は日常には役立たないが、人の心を豊…

しょうこファンクラブ

私には別段好きなものがない。何かを集めているわけでも、何かを追いかけているわけでもない。気が向いたときに、その時一番好きな好きなものを摂取する。 サブカルガールと揶揄されてきたけど、別にサブカルチャーが好きなわけじゃない。ただその時好きだっ…

歯医者へ行こう

歯医者にて、これ見よがしに歯に詰まっているひき肉(お昼に食べミートソースの一部)を見せられたことが皆さまにはあるだろうか。幼い頃から歯並びが悪いのがコンプレックスであった。 「矯正は必要ない」という歯医者の言葉をまんまと母親が信じ込み、私は…

わたしのかわいいぜんぶあげる

ねえ、知ってる?私って意外とおっぱい大きいし形もすごく綺麗なの。あと料理だってできるし、掃除も好きなの。整理整頓だって得意だし。 ネイルもがんばってるし、虫歯もないし、歯のクリーニングだって3か月に1度行ってるのよ。 仕事も好きだし、勤務態度…

送辞

寒さの厳しかった冬も、ようやく過ぎました。柔らかな日差しの中、草木も新芽を吹き出そうとしています。このなんとも素晴らしい良き日に、あなたは結婚します。 これまで私はあなたを頼りにし、憧れ、馬鹿な話で笑いあいながら、ともに成長してきたのだと思…

しょうこは知らない

しょうこは知らない。未来を。本当の、未来を。 しょうこは知らない。かわいいって言われて、自分に自信のないあなたは、私のどこを見て言っているのだろうと、疑う。本当の自分をわかってくれていないなんてバカなことを思っている。しょうこは知らない。か…

わたしのしたいしたい

私の中にうず高く降り積もっていく”なれなかった”私”の”死体”。あれをしたかったこれをしたっかた私のしたい死体たち。わたしのしたいしたい。 中学生のとき今から考えるとあまりに短い帰り道を一緒に歩きたかった。ちょっと遠出して池袋なんかで映画を見た…

いい匂いをさせよう

私は根に持つタイプである。思い返してみたら6年ほど前の話だ。「しょうこなんか犬の匂いがする」と、好きな男の子の前で女友達に言われたのである。その子にはそれ以来会っていない気がする。 もっと思い返してみれば10年前に大学の先生から「バスタオル…

ナントカ道中膝栗毛 〜私は私で超然と走り続けていよう〜

このブログを読んでくれている敬愛なるお友達に聞いた話しである。このブログはなんなんだろうって、私は何をコンバージョン(最終成果)としているのだろうって聞いたら彼女はこう言った。「真夜中の弥次喜多みたいな、お伊勢さんと同じくらい大切なものを…

かわいい話の種

かわいい話の種を持ちたい。 飲みの席なんかで、初対面ないしはあまり面識のない人の前で私は必死で場を盛り上げようと、変な話をしてしまう。私が持っている最強のネタは、「ねこのふん」という話と、オリンピックイヤー毎にうんこを漏らしてしまう話くらい…

化粧をしよう

15時からの一人フェスを控えた私は吉祥寺東急1階の化粧品売り場に立っていた。事の発端は、前日の午前4時。高円寺ガード下の馬力にて、知人男性から言われた一言である。 「俺はそんなお前を抱かないからね!とりあえず化粧品売り場にいけ!とにかくいけ…

恋愛はM-1

「審査員は一番最初の人ってみんな85点をつけるだろ?ネタがどうであれさ。そこを基準に後の人を採点していくわけじゃん?たまに後から83点だって出てるし。だからおまえも最初の人はこうでなきゃとかこういうとこがいやだとかじゃなくて平均点をつけな…

占いに行ってきた ー占い結果から見る恋愛傾向とその対策ー

占いに行ってきた from アイドルになれないなら死にたい

犬になりたい

誰かが言う「あの人犬顔だよね」というのに、納得したことがない。 所詮メディアがいう犬顔男子は目がくりくりっとしていて、光に透けると茶色くなる柔らかい髪の毛で笑うとまぶしい笑顔で抱きしめたくなっちゃっうって、かわいいのに賢い、ただただ抱きしめ…

白いワンピース

私は考えすぎだろうか。一人で悶々と考え考え考え煮詰まり焦つきもうおコゲみたいな黒いカスしか残っていないような脳みそで考えすぎなのだろうか。 男はよく言う。「ショートカットの女の子が好き」と。 男はよく言う。「小柄だけどたくさん食べる女の子が…

かわいいスタンプを買おう

私はいざとなったときに送れるようなスタンプを持っていない。三国志、ピューと吹く!ジャガー、漫画太郎、おそ松くん、ハイキュー、アラサーちゃん、弱虫ペダル。いくら素の自分を受け入れてほしいからと言っても、これはあまりに色気がなさすぎるこれが今…

昇華させよう

パソコンのメモ帳とEvernoteに眠っていたしょこたんコピーライティングを一挙放出。 お気に入りの言葉が見つかったらTシャツにプリントアウトして着てみてはいかがでしょうか? <1>柵をひょいと跳び越えて夜の小学校に忍び込む。そしたら朝礼台のあたりに…

彼のために頑張っちゃおう♩

彼ね、この間私のためにツボを買ってくれたの。 「お前こういうの欲しがってたよな」なんて言って照れ隠しのつもりかしら。彼、今お金ないらしくて、私のカードで買ったみたいなんだけど、でもいいの。 運命だーって思っちゃったらしいのよね、このツボ見た…

1/16 夢日記

「僕は間違ってたのかなあ。なあ。愛と勇気だけを信条にここまできたけど、間違ってたんだろうな。だって僕は大切な仲間を守れなかったんだ。僕は情けない。僕はとても愚かだ馬鹿だ。結局僕は何も守っちゃ居なかったんだ。守られていたのは僕のほうだったん…

メリークリスマス

インスタグラムにはイルミネーションとケーキとプレゼントの写真が溢れかえり、私のお腹の中にはラーメンとチキンとチョコレートが詰まっている 少年の枕元の靴下の中には最新のゲームが入っていて、少女の枕元にはワンピースの箱が置いてあるのかしら 抱き…

愛を与えよう

私には2つ年上の姉がいる。そんな姉は私の今の歳にはもう結婚していて、子供も1歳になった。私はシスコンだ。シスターコンプレックスだ。姉が大好きなのではない。ただ、単に、コンプレックスを抱いている、姉に。 姉は恋愛至上主義だ。姉は自分がかわいい…

くつをはきかえよう

写真はかつて私が愛用していたジャックパーセルである。たった3年履いたのみだがこれだけボロボロになってしまった。私が乱暴に扱ったのか?いいや、違うよ。私は大切に履いていたよ。晴れの日も雨の日も病める日も夏の暑い日も冬の寒い日もこの靴を履き続…

10/25 夢日記

魔法使いでなければ夫のことを殺せる人なんていなかった。だから彼女に頼んだ。彼と一緒になりたいから、あの頭の狂ったの夫を殺してくれと。彼女は拒んだ。困ったように笑いながら。冗談と受け取ったようだ。私は彼女を脅した。でも彼女はそんなの間違って…

採血怖い

採血終わってから涙がこみ上げてきて、ちょっと泣いた。なんで泣いてるのって、涙に聞いてみたら悔し泣きだって言ってた。 かわいい私の純血。かわいい私の血潮。かわいい物だけを見て、かわいいものだけを食べて、かわいい私を作ってきた、そんな、かわいい…

枕元に立ってやる

お前、夜な夜な枕元に立ってやるからなお前がもし寝相が悪いのなら布団もかけ直してやるからな優しいおばあちゃんのような微笑みをたたえ、枕元に立ってやるからな そしてお前が寝たのを見計らってそっと布団に潜り込みお前の顔を見ながら幸せそうにやすや眠…

穴ならここにあります〜処女が⚪︎⚪︎してみた〜

かつての私は打てど響かぬ鐘の如し、数多の”アドバイス”をさらさらと聞き流してきた。人あたりがよく実直で従順で素直な私であるから、人の前では納得したふりをして携帯のメモ帳やEvernoteへありがたくメモをしてきた。もっとアイラインは目のキワにひきや…

能町みね子『ときめかない日記』

めいちゃんはすごいね。すごいよね。私はずっとめいちゃんの言うことすごいわかるなーとか共感できるなーとか感じてたよ、他の友達に置いてけぼりにされている感じとか、友達に彼氏ができたこととか、同棲を始めたこととか、結婚してしまうこととか、それを…

『女子をこじらせて』雨宮まみ

衝撃であった。2011年、どのようにしてこの本に出会ったのかは忘れてしまったが、兎にも角にも、泣きながら読みふけったのであった。何度も再読もしたし、父にも友人にもすすめたくらいだ。(でも誰も読んではくれなかった) 当時の私はそれにひどく共感…