アイドルになれないなら死にたい

東京ドブ川ストーリー

例えば神様の話。

例えばの話。

急に目の前に神様が現れて、「オマエの願いを3つだけ叶えてやろう」と言ってきたとしよう。
もしこんな気まぐれな神様が本当に現れたなら私は迷わずこう言う。
「私の願いを一生叶え続けろ」と
まずは、そう言ってみることにする
もしもそれが神様的に不可能な場合、3つ選ぶのは困難を極める作業。

昔、もし神様がこの世から何か3つだけ消してくれるとしたら何がいい?
という質問を友達にしたら、その子は「知らぬ間にたまってしまうほこりと、気付いたら落ちている陰毛と、こんな私の煮え切らない感情」と答えてくれた。

とりあえず、もし神様が現れたそのタイミングがちょうど下痢でトイレにこもってるときだったら、
「こ、、この下痢を、なんとかしてくれ、、、でなければ殺してくれ!」

というか神様うんぬん以前に、下痢の時は毎回これを願っている。
あの時ほど、何かを強く願ったり祈ったりすることってないかもしれない、ってくらいに。

例えば神様の話。
とある男のところに神様が現れて、「願いを叶えてやろう」と言った。
男は即座に「俺を神にしろ」と答えた。神様は男の願いを聞き入れ、そして消えた。

そして男は神になった。
そしてその男は前任の神様がやっていたように、休む間もなく様々なところに赴き、
不条理な願いを叶え続けてやらなければならなくなった。